Account Engagement(旧 Pardot) Sandboxって必要?作成方法・制限事項・本番環境への移行まで徹底解説

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Account Engagement(旧 Pardot) Sandboxって必要?作成方法・制限事項・本番環境への移行まで徹底解説

この記事でわかること

  • Account Engagement Sandboxの必要性とメリット
  • Account Engagement Sandboxの作成に必要な前提条件とライセンス要件
  • Account Engagement Sandboxの構築手順とSalesforceとの安全な連携方法
  • Account Engagement Sandboxと本番環境の主な機能制限と仕様の違い
  • Account Engagement Sandboxで作成したアセットを本番環境に反映させる方法
  • Salesforce SandboxリフレッシュによるAccount Engagement Sandbox削除リスクとその回避策

執筆者 代表取締役社長 / CEO 杉山元紀

Account Engagementの導入や活用のお困りごとはプロにご相談ください

  • Account EngagementとSalesforceの連携を事前にしっかり確認してから検証したい
  • Account Engagement Sandboxで作ったメールやフォームを本番にうまく反映できず困っている
  • 設定ミスや同期トラブルで本番に影響が出る前に対策を打っておきたい
このようなお困りごとがありましたら、ぜひとも私たちStrhにご相談ください。Account EngagementやSalesforce、営業・マーケティングに精通したコンサルタントが、御社に最適なソリューションをご提案させていただきます。まずはお気軽にお問合せください。 Account Engagement活用についてまずは相談する

Account Engagementをお使いのご担当者の中には「Account Engagement Sandboxって、そもそも必要なの?」「本番環境と何が違うの?」「Salesforceとの連携で問題が起きないか心配…」そう感じている方も多いのではないでしょうか?

Account Engagement Sandboxは設定の検証や社内研修などを安全に行える検証環境ですが、実は誰でも使えるわけではなくライセンスの制約や運用上の注意点も多く存在します。

Salesforceとの同期設定によっては環境全体が初期化されたり、意図しない削除リスクが生じるケースもあるため慎重な構築・管理が求められます。

本記事ではAccount Engagement Sandboxの導入判断から具体的な作成手順、知っておくべき制限事項、さらには本番環境へのアセット移行方法までを徹底的に解説します。

はじめてPardotのSandboxを扱う方でも安心して活用できるよう実務視点でわかりやすくまとめましたので、ぜひ最後までご覧ください。

Account Engagementの基本的な理解については以下の記事も参考にしてください。

参照:Account Engagement(旧 Pardot)とは?機能や特徴、他のMAツールとの比較も含めて徹底解説

Account Engagement(旧 Pardot)Sandboxとは何か?概要と導入のメリット

Account Engagement Sandboxは本番環境に影響を与えることなく設定変更や動作確認を行うことができる検証用の環境です。Salesforce製品全体におけるSandboxの概念と同様、Account Engagementでもテスト・検証・教育といった目的で活用されます。

ただし、Account Engagement独自の制約やSalesforceとの密接な連携構造を理解しておくことが、効果的な活用の第一歩となります。

この章ではまずSandboxの基本的な仕組みや本番環境との違いを明らかにし、具体的にどのようなシーンで導入すべきかを整理します。

Account Engagement(旧 Pardot)Sandboxの基本的な仕組みと役割

Account Engagement Sandboxは本番データや設定を保持したまま検証を行うのではなく、限定された機能でのテスト運用に特化した環境です。この機能は開発・マーケティング・情報システム部門などの複数の部署が関与する運用にも使用できます。

本番環境とSandboxの主な違い

Account Engagement Sandboxと本番環境では明確な違いがいくつかあります。主な比較ポイントを表にまとめました。

項目本番環境Account Engagement Sandbox
メール送信可能不可(テスト用アドレスのみ)
自動化ルール実行可能条件設定は可能だが実行不可なケースあり
プロスペクト登録完全利用可能登録は可能だが動作条件に制限あり
データ同期(Salesforce連携)有効連携設定次第で制限あり
アセット移行制限あり本番への移行は手動またはBulk Asset Copyが必要

※一部制限事項の詳細は後述する「Sandboxの制約事項と注意点」で詳述します。

Account Engagement(旧 Pardot)Sandboxの主な活用法

Account EngagementのSandbox環境は、実務において極めて有用なテスト・学習プラットフォームとして活用されています。特にメールテンプレートや自動化ルールといった新機能を本番環境に適用する前に、安全に検証できる点が大きな利点です。

Engagement Studioやスコアリングルールの設計など、ABテストを伴うシナリオにおいてもSandboxでの事前確認により期待する効果が得られるかを精査することが可能です。

特に新入社員やマーケティング未経験の他部署のメンバーにとって、失敗を恐れず操作できる環境は学習効率を高め、早期の実務対応力向上につながります。実運用で支障が出る心配がないため、実験的な試行や理解を深めるための設定変更も安心して行えます。

さらにSalesforceとの連携やユーザー権限変更など影響範囲の広い設定変更においても、Sandboxでの事前動作確認を行うことで、安全性を確保した上で本番への反映が可能になります。

Salesforce SandboxとAccount Engagement Sandboxの違いと連携関係

Account Engagement Sandboxを利用する際に混同されやすいのがSalesforce Sandboxです。両者は似たような検証環境ですが、目的や仕様、連携方法において重要な違いがあります。ここでは両者の違いと連携に関する注意点について整理します。

SalesforceのSandboxについてはこちらの記事で詳しく解説しておりますので、合わせてご覧ください。

参照:SalesforceのSandboxとは?Sandboxの種類や使い分け、作成方法について徹底解説

Account Engagement(旧 Pardot)とSalesforceのデータ連携仕様

Account EngagementとSalesforceは本番環境でもSandbox環境でもコネクタと呼ばれる仕組みを通じて相互にデータを連携させます。特にAccount Engagement SandboxをSalesforce Sandboxと連携させる場合にはいくつかの技術的な前提と設定要件が存在します。

まず前提として両者の環境はSalesforce Sandboxのリフレッシュ後、Account Engagement Sandboxのコネクタ設定を再確立する必要があり、一方だけを更新した場合には接続エラーが発生する恐れがあります。

Account Engagement側でSandboxを有効化する際にはSalesforceにおけるコネクタユーザーの設定、OAuth認証の再実行、IP制限の解除などの複数の設定が必要です。

これらを正しく実行しないとデータが正常に同期されなかったり、接続がそもそも確立されないケースが生じるため注意が必要です。

また同期対象のオブジェクトやフィールドについても、Sandboxでは本番環境と挙動が異なる場合があるため、同期対象を的確に選択しテスト用のデータフローが正しく動作するかどうかを確認しておくことが求められます。

加えてSandboxでは自動同期がオフになっていることが多く、手動で同期を実行して挙動を都度確認することが推奨されます。

このようにAccount Engagement SandboxとSalesforce Sandboxの連携には、通常の運用以上に細かな設定調整と事前確認が求められる点を押さえておく必要があります。

参照:Salesforceコネクタとは?Googleスプレッドシートとの連携方法や他ツールとの違いなどを徹底解説!

更新時のリスク(削除・同期ミス)

Account Engagement Sandboxを運用する中で最も注意すべきポイントの一つがSalesforce Sandboxのリフレッシュ(初期化)操作に伴う影響です。

Salesforce側で環境をリフレッシュすると紐づくAccount Engagement Sandboxが自動的に削除されてしまうことがあり、構築していたすべてのアセットや設定が失われる可能性があります。

このような事態は、連携設定が完了していてもリフレッシュ処理を行うとその関係性が切断されることが原因です。Account Engagementの管理画面上からは警告が出ないこともあるため、Salesforce管理者が独自にSandboxのリフレッシュを行った際にAccount Engagement側の影響を認識せず削除されてしまうというケースも珍しくありません。

さらに、同期設定の初期化によって再度OAuth認証を実施しなければならなかったり、連携対象のオブジェクトやフィールドを再構成しなければならない場合もあります。

このようなリスクを未然に防ぐには、SalesforceとAccount Engagementそれぞれの管理者が事前にリフレッシュのスケジュールや影響範囲を共有し、必要に応じてアセットのバックアップや設定情報のドキュメント化を行っておくことが重要です。

Account Engagement(旧 Pardot)Sandboxの作成とセットアップ手順

Account Engagement Sandboxの導入において、環境の作成前の準備が非常に重要です。ライセンスやエディションの確認、必要な権限の準備、Salesforceとの連携設計など、事前の段取りが整っていなければ環境構築はスムーズに進みません。

ここではAccount Engagement Sandboxの作成を検討している担当者に向けて、準備段階から実際の作成手順、初期設定までを解説します。

Account Engagement(旧 Pardot)Sandbox作成に必要な前提条件とライセンス

Account Engagement Sandboxの構築はすべてのアカウントで利用できるわけではなく、対応エディションの契約や管理者レベルの設定権限が必要です。まずはAccount Engagement Sandboxを作成する前に必要な前提条件とライセンスを確認しておきましょう。

Account Engagement(旧 Pardot)のエディションとライセンス要件

最初に確認すべきなのは自社アカウントがSandbox機能を利用できる契約条件を満たしているかどうかです。Account Engagement Sandboxの利用はAdvancedエディション以上の契約が必要であり、Plusエディションの場合は有料オプションでの提供となります。

加えて利用対象となるユーザーにはAccount Engagementに関する設定権限が必要となるため、マーケティング管理者やAccount Engagement管理者などの権限セットが正しく割り当てられていることも必要です。

これらの条件を満たしていない場合はそもそもSandboxの作成オプションが表示されないため、構築以前にライセンスの見直しが必要になります。

Account Engagement Sandbox作成に必要な権限と設定準備

Sandbox環境の作成にはSalesforce側とAccount Engagement側の両方で管理者レベルの権限設定が必要です。Salesforceにおけるアプリ連携設定(OAuth設定、コネクタ設定)、アクセス制御の範囲指定、トークン管理、さらにはAccount Engagement管理画面へのフルアクセス権などが揃っていることが求められます。

またAccount EngagementとSalesforce間の連携は非常に強いため、どちらか一方の設定ミスが連携不全につながるリスクもあります。環境構築に先立って社内で必要な担当者・責任者・設定項目をあらかじめ洗い出しておくことで手戻りを防ぐことができます。

Account Engagement(旧 Pardot)Sandbox環境の具体的な構築ステップ

Account Engagement Sandboxの作成における前提条件とライセンスが確認できたところで実際の構築ステップを見ていきましょう。ここでは環境構築の流れと注意点をステップごとに解説していきます。

Account Engagement(旧 Pardot)管理画面での有効化手順

まずはAccount Engagementの管理画面からSandboxを有効化します。

1.Salesforceに管理者ユーザーでログイン

Lightning Experienceを使用していることを確認してください。

2.アプリケーションランチャーをクリックし、「Account Engagement設定」と検索し選択

「結果がありません」と出てくる場合は、下部の「すべて表示」を開き「すべての項目」から「Account Engagement設定」を選択してください。

アプリケーションランチャーをクリックし「Account Engagement設定」と検索。
「結果がありません」と出てくる場合は下部の「すべて表示」を開き「すべての項目」から「Account Engagement  設定」を選択

3.左側メニューから「Account Settings(アカウント設定)」をクリック

4.「Sandbox」セクションまでスクロールし、「Sandboxを有効にする」または「Sandboxを作成」ボタンをクリック

5.作成確認のモーダルウィンドウが表示されたら「作成する」または「有効化」を選択

6.作成完了後、専用のAccount Engagement SandboxログインURLと環境IDが画面上に表示されます

Salesforce側の設定との連携手順

SalesforceとAccount Engagementを安全かつ確実に連携させるには、Salesforce側でいくつかの重要な設定が必要です。以下では連携に必要な操作手順を順を追ってご説明します。

1. Salesforceに管理者権限でログイン

まずSalesforce本番またはSandbox環境にシステム管理者権限を持つユーザーでログインします。

2. AppExchangeアプリケーションの確認

AppExchangeから「Account Engagement Lightning App」をインストール済みであることを確認してください。未インストールの場合は先に導入を行いましょう。

3. 接続に使用するSalesforceユーザーの準備

Account EngagementとのOAuth連携に使用するSalesforceユーザーには、以下の権限設定が必要です。

  • 「Marketing User」権限の有効化
  • 「Account Engagement 管理者」権限セットの割り当て
  • APIアクセスが可能なプロファイルの適用

4. IP制限

Salesforceのネットワークアクセス設定にて、Account Engagementからのアクセスを許可するIP範囲を登録します。

1.設定→セキュリティ→ネットワークアクセスへ移動

設定画面からセキュリティのネットワークアクセスへ移動

2.Account Engagementが使用するIPアドレス範囲を入力して追加

これにより、Account Engagement側からのAPI呼び出しやユーザー操作がブロックされるリスクを軽減できます。

5. OAuthによるコネクタ設定

Account EngagementとSalesforceの接続を行うため、以下の操作を行います。

1.Salesforceの画面右上歯車アイコン →設定→アプリケーション→アプリケーションマネージャを開く

2.一覧から「Account Engagement」アプリを探し、「編集」を選択

アプリケーションマネージャーを開き一覧から「Account Engagement」アプリの「編集」を選択

3.「OAuth設定」セクションを開き、「新規接続を作成」または「再接続」をクリック

4.表示された認証画面で、上記で設定したSalesforceユーザーの認証情報でログインし、接続を許可

6. 接続ステータスの確認と初期同期

認証が完了すると、Salesforce上の設定画面にて「接続済み」「成功」といったステータスが表示されます。その後Account Engagement側のコネクタ設定に移動し、接続状況や同期対象オブジェクト(リード、取引先責任者など)を確認・調整します。

最後に初回の手動同期を実行して、データのやり取りが正しく行われているかを確認しましょう。

Account Engagement(旧 Pardot)Sandbox作成後の初期設定と確認ポイント

Sandbox環境の構築が完了した後はSalesforceとの接続確認やアセットの動作検証、アクセス制御の設定などを行います。この章では本番環境に近い状態で安全に検証を進めるための初期設定と確認ポイントを詳しく紹介します。

接続確認とアセットのテスト

Account Engagement Sandbox構築後、Salesforceとの連携が正しく動作しているかの検証を以下の流れに沿って画面上で動作確認を行います。

1.Account Engagement Sandbox環境にログイン
※ログインURLは作成時に発行された専用URLを使用してください。

2.左メニューから「フォーム」→「フォームを作成」を選択し、新規フォームを作成
フォーム名・完了アクションを設定し、「保存」→「完了」で完了画面を表示

3.フォームの「プレビュー」ボタンをクリックし、実際に送信操作を試す
送信後、Account Engagement上でプロスペクトが作成されるか確認します。

4.「プロスペクト」→「すべてのプロスペクト」へ移動し、テスト送信したプロスペクトが登録されているか確認

5.「リスト」→「静的リストの作成」でテスト用リストを作成し、プロスペクトを追加して動作を確認

6.「スコアリング」設定を確認し、プロスペクトのスコア値が付与されているかをチェック

本番と同様の環境を再現するポイント

Account Engagement Sandboxは初期状態で本番環境の設定が反映されていないため、同様の検証を行うには手動での再構築が必要です。まずは本番環境の「メールテンプレート」「フォーム」「リスト」などの構成を確認し、Sandbox上で同じ内容を新規作成します。

メールの件名やデザイン、フォームの完了アクションも忠実に再現しましょう。静的リストや動的リストの条件も本番と同様に設定し、分類ロジックを一致させます。

加えてカスタムフィールドの項目も本番と整合させる必要があります。自動化機能(エンゲージメントスタジオや通知ルールなど)も、必要に応じて同様に再設定します。これらを行うことで、本番に近い検証環境を整えることができます。

Account Engagement(旧 Pardot)Sandboxの制約事項と注意点

Account Engagement Sandboxは検証や研修に活用できる環境ですが、本番環境と同等の機能をすべて使えるわけではありません。

特に同期挙動の違いやアセットの利用制限、Salesforce Sandboxとの連動による削除リスクなどを事前に把握しておかなければ運用に大きな影響を及ぼす可能性もあります。

この章ではAccount Engagement Sandbox特有の制約とそれに伴う注意点や推奨される運用対策について解説します。

Account Engagement(旧 Pardot)Sandbox環境における主な制限

Account Engagement Sandboxでは本番環境で利用できるすべての機能が使えるわけではありません。特にメール配信やプロスペクトの一部操作、自動化の実行といった本番影響が大きい操作は制限されています。ここでは具体的な制限機能とその背景について詳しく見ていきます。

使用できない機能一覧

Account Engagement Sandboxは検証用途に特化した環境であるため、本番環境と比べて一部機能に制限が設けられています。特にメール送信や自動化機能の実行、プロスペクトの削除といった本番での本格的な運用を前提とした操作は利用できないケースが多く存在します。

これらの制限を理解せずに検証を行うと、意図した動作が再現できず「エラー」と誤認する恐れもあります。以下にSandbox環境で制限されている主な機能と影響を表としてまとめました。

機能・操作一覧制限内容補足・影響
プロスペクトの完全削除削除操作不可Sandboxでは削除フラグは立つが、実体データは残る。データ整合性検証に注意が必要。
メール送信外部送信不可テスト用の内部アドレスへの送信のみ可能。本番同様の配信テストは不可。
スコアのリセット反映されないスコアリング調整やテスト対象の初期化ができず、動作検証が限定される。
Engagement Studioの実行実行非対応フローの設計は可能だが、配信や条件分岐などの自動アクションは反映されない
リアルタイム通知・アラート作動しない営業通知やメール通知の動作は無効化されるため、エンドユーザー挙動の再現が困難。
変更セットによるアセット移行利用不可Salesforceでは使用可能な「変更セット」はAccount Engagementアセットに非対応。移行は手動またはBulk Asset Copyが必要

同期や自動化ルールの動作の違い

Account Engagement Sandboxでは一部の同期処理や自動化ルールが本番環境とは異なる動作をすることがあるため、同期や自動化する際には注意が必要です。

これは本番環境と検証環境の仕様の差にあり、例えばSalesforceとの自動同期が無効化されていたり、スコア付与や通知アクションが実行されないケースがあります。

以下に本番環境との主な動作の違いを比較表としてまとめました。検証時に「設定どおりに動かない」と感じる可能性があるため、検証前にあらかじめ把握しておき、誤認や作業の手戻りを防ぎましょう。

項目本番環境Account Engagement Sandbox
Salesforceとの自動同期即時またはスケジュールに従って自動同期基本的に自動同期は無効。手動同期が必要
プロスペクトの自動作成フォーム送信時などに即時作成条件によって作成されない場合がある
スコア付与設定に従い自動でスコア加算スコアが加算されない・反映に遅延あり
自動化ルールの実行条件一致時にアクション実行(タグ追加・通知など)設定は可能だが実行されないケースがある
Engagement Studio設定に従って自動配信や分岐を実行フロー設計は可能だが、アクション実行不可
通知・アラート通常どおり通知メールが送信される通知メールやアラートが動作しない

Account Engagement(旧 Pardot)Salesforce更新時の削除リスク

Account Engagement Sandboxの注意点の一つに、Salesforce Sandboxの更新・リフレッシュに連動してAccount Engagement側のSandboxも削除される可能性があるという点が挙げられます。ここではよくある削除ケースとその回避策について解説します。

Salesforce Sandbox更新と連動して削除されるケース

Salesforce Sandboxをリフレッシュすると組織IDや環境IDが変更されることがあります。この影響でSalesforceに接続されたAccount Engagement Sandboxが紐づけ対象外と判定され、システム側で削除処理が行われることがあります。


Account Engagement側からの事前警告が表示されることがないため、Salesforce側の環境更新が予定されている場合はAccount Engagement Sandboxの管理者がその情報を共有しておくことが重要です。

削除を防ぐための方法

こうした削除リスクを回避するには、まずAccount Engagement SandboxとSalesforce Sandboxの連携解除を事前に行っておく方法があります。リフレッシュ前にコネクタ設定を無効化し、OAuth認証も一時解除することで環境間のリンク切れによる強制削除を防ぎやすくなります。


また環境内のアセットや設定値を一時的にエクスポートし、再インポートできる状態にしておくことも重要です。

特にメールテンプレートやフォームなどはスクリーンショットやCSVで構成情報を記録し、削除後の復元作業を簡略化しておくとリスクを最小限に抑えられます。

Sandboxのリフレッシュ・初期化のタイミングと注意点

Salesforce Sandboxの更新スケジュールに合わせて、Account Engagement側でも環境をリフレッシュすることがありますが、この際に意図しないデータの消失や設定の初期化が起こることがあります。例えば再接続の際にOAuth認証が再発行され、従来の接続情報が失われるケースも報告されています。

そのためSandbox環境を本番と同様に利用している場合はリフレッシュ日程の管理をSalesforce管理者と連携しながら進め、影響を事前に想定した上でバックアップ計画を立てることが望ましいです。

Account Engagement(旧 Pardot)Sandboxのよくあるトラブルと解決方法

Account Engagement Sandboxは非常に有用な検証環境ですが、本番とは異なる仕様や制限が多いため利用初期にはトラブルが起こりやすいです。表示不具合や接続エラー、権限設定の見落としなど初期構築時に発生しがちな問題が頻発します。


この章では実務で頻発しやすいトラブルをケース別に整理し、原因と具体的な解決策を紹介します。

読み込みエラーが発生した場合の対処法

Account Engagement Sandboxで管理画面やコンポーネントが読み込み中のまま止まる場合は、主にブラウザキャッシュの破損、セッション切れ、IP制限、ネットワークの不安定さなどが原因となります。

Salesforceとの認証セッションが有効であるかを確認し、キャッシュやCookieを削除した上で再ログインを行うことが推奨されます。異なるブラウザやシークレットモードを使用することで、環境依存の要因を排除できる場合もあります。

読み込み状態が長時間続く場合は、IPアドレス制限やセッションの有効期限切れを疑い、組織の設定を確認してください。

また、Salesforce TrustページでSandbox環境の障害情報を確認し、システム側の一時的な不具合でないかも調査することが有効です。読み込みエラーは環境要因とシステム要因の両面から確認し、段階的に切り分けて対応することが重要です。

接続タイムアウトとその解消方法

Account Engagement Sandboxにログイン後一定時間操作が行われないとSalesforceとのセッションが切れ接続が切れることがあります。この場合画面が読み込み状態のまま停止したり、「タイムアウトしました」といったエラーメッセージが表示されます。


対処法としてはまず一度ログアウトしてから再ログインを試み、解消しない場合はSalesforceのセッション設定で有効時間を延長することで改善できる場合があります。

また、OAuth認証の期限切れが原因となっている場合は再接続によって認証トークンを更新する必要があります。

Lightningアプリとの不整合エラー対応

Account Engagement SandboxのコンポーネントがLightningアプリ上で正しく表示されない、あるいは一部のタブが表示されない場合はレイアウトや権限設定の不整合が原因である可能性があります。


このような場合はLightningアプリケーションビルダーを開き、対象ページにAccount Engagement関連のコンポーネントが正しく配置されているかを確認してください。

加えて対象ユーザーに必要なオブジェクト権限やフィールド表示権限が適用されているかも確認し、レイアウトとの整合性を確保することが重要です。

ブラウザの互換性・設定の確認

使用しているブラウザの種類や設定によってはAccount Engagementの画面が正しく読み込まれないことがあります。特に古いバージョンのブラウザやセキュリティ拡張機能が動作に干渉し、表示エラーを引き起こすケースが報告されています。


対処法としてはGoogle ChromeやMicrosoft Edgeの最新バージョンに切り替え、シークレットモードで再ログインを試す方法があります。またブラウザのキャッシュやCookieを削除し、旧セッションや破損したファイルによる不具合を回避することも有効です。

Account Engagement側システムステータスの確認

稀にユーザー側の設定や環境に問題がないにも関わらず読み込みエラーが発生することがあります。そのような場合はAccount Engagement自体のシステム障害が原因となっている可能性があります。


Salesforceの公式ステータスページではAccount Engagementを含む各種サービスの稼働状況がリアルタイムで公開されています。ログインや画面表示の問題が広範囲で発生している場合、障害報告が掲載されていないかを確認することで、自社側での対応が必要かどうかがわかります。

参照:Salesforce Trustで障害情報をリアルタイムで把握!確認できる内容や確認方法を紹介

ログインできない・画面が表示されないときのチェックリスト

ログインできない・画面が表示されないときのチェックリスト

Account Engagement Sandboxにアクセスできない、ログイン後に画面が真っ白になるといったトラブルはユーザー権限やURLの誤入力が原因であることが多いです。以下の項目を確認しトラブルを解決していきましょう。

URLの指定ミスを確認する

Account Engagement Sandboxには本番とは異なる専用のログインURLが発行されます。URLがhttps://pi.pardot.comになっている場合は本番環境へのアクセスとなるため、Sandbox用のhttps://pi.sandbox.pardot.comなど、URLが正しいドメインになっていることを必ず確認してください。

ユーザー権限の見直し

Sandbox環境にアクセスするには、該当ユーザーにAccount Engagementのアクセス権限が付与されている必要があります。特にAccount Engagement管理者やマーケティング管理者などAccount Engagementに対応した権限セットが割り当てられていないと画面が表示されなかったり操作制限がかかることがあります。


Salesforceのユーザー設定画面でSandbox対象ユーザーに正しいプロファイルと権限セットが適用されているかを必ず確認してください。

Salesforceユーザーの有効化状態を確認

ユーザーアカウントが無効化されているまたはパスワードの有効期限が切れている場合、Sandbox環境にログインできなくなることがあります。

Salesforceのユーザー詳細画面でアクティブステータスが「有効」になっているか、ログイン履歴にエラーが記録されていないかを確認してください。設定変更後は一度ログアウトした上で再度認証を行うと改善されるケースもあります。

Cookieとブラウザ設定を確認する

Account EngagementはCookieを用いたセッション管理を行っているため、ブラウザ側でCookieが無効化されていると正常にログインできません。特にサードパーティCookieがブロックされている場合、セッションが維持されずログインループに陥ることがあります。

ブラウザのプライバシー設定からpardot.comドメインを例外として許可し、Cookieの設定を調整してください。

キャッシュや拡張機能の干渉を排除する

ブラウザに蓄積されたキャッシュや特定の拡張機能(広告ブロッカー・スクリプト制御ツールなど)がAccount Engagementの動作に干渉する場合があります。

Sandboxが読み込み中のまま動かないといった場合は一度キャッシュをクリアにし、シークレットウィンドウで再ログインしてみてください。拡張機能が疑われる場合は一時的に無効化した状態で動作を確認するのが有効です。

IPアドレス制限の影響を確認する

SalesforceおよびAccount Engagementではセキュリティ強化のためにIPアドレスのアクセス制限が設定されていることがあります。管理画面で指定された許可IPの範囲外からアクセスしている場合、ログインや接続そのものがブロックされることがあります。

接続元のIPアドレスを確認したうえで管理者に連絡し、Sandboxアクセス用のIPアドレスを許可リストへ追加してもらうよう依頼してください。

社内ネットワーク・ドメイン制限の確認

企業や自治体などの厳格なネットワーク環境では特定ドメインへのアクセスが社内ファイアウォールで制限されている場合があります。pardot.comドメインやsandbox.pardot.comドメインがブロックされていないかIT部門に確認が必要です。

またVPN接続によってアクセスが制限されるケースもあるため、オフィス外からの接続と社内ネットワークで挙動が異なる場合は環境を切り替えて確認してみてください。

使用ブラウザの互換性を確認する

Account Engagement Sandboxは最新のブラウザ環境に最適化されており、古いバージョンのブラウザや一部の非推奨ブラウザでは画面の表示崩れや動作不良が起こることがあります。

Google Chrome、Microsoft Edge、FirefoxなどSalesforceが推奨するブラウザの最新版を使用しているか確認し、必要に応じてアップデートを行ってください。モバイルブラウザでのアクセスも一部制限があります。

Account Engagement(旧 Pardot)Sandboxから本番環境へのアセット移行方法

Account Engagement Sandboxで構築したアセットは本番環境へ自動的に反映されるわけではありません。そのため本番化にあたってアセットやデータを意図的に移行する作業が必要となります。

本章ではSalesforce公式が提供するBulk Asset Copy機能とCSVを活用した代替的な移行手段について詳しく解説します。

Bulk Asset Copy機能によるアセット移行の概要と手順

Account Engagement Sandboxで作成したフォームやメールテンプレートを本番環境へ安全かつ効率的に移行するためには、Bulk Asset Copy機能を活用するのが良いでしょう。

このセクションでは対象アセットの範囲、使用条件、操作手順、そして注意すべきエラーまで実務に即した形で詳しく解説していきます。

Bulk Asset Copyとは何か?概要と対象アセット

Bulk Asset CopyはAccount EngagementのSandboxから本番環境へ複数のアセットを一括でコピーできるSalesforce公式の機能です。マーケティング施策の中心となるアセットを対象にUI上の操作でまとめて移行できるため、再構築の手間やミスを大幅に削減できます。

以下はBulk Asset Copyで移行できる代表的なアセットの一覧です。

アセット種別概要
メールテンプレートHTML/テキスト両対応。件名や差出人情報もコピーされる
フォーム入力項目、完了アクション含めて再現可能
ランディングページレイアウトやデザインも保持される
カスタムリダイレクト追跡コード付きのURLもそのまま移行可能
コンテンツファイル画像・PDFなどの静的ファイルが対象

事前準備と使用条件

Bulk Asset Copyを利用するには、Account Engagement Advancedエディション以上の契約が必要です。またコピー操作を行うユーザーにはAccount EngagementとSalesforceの両方で管理者権限が必要とされます。


さらにSandbox環境と本番環境がOAuth接続で認証済みであることが前提となっており、認証が切れている場合や接続設定が不完全な場合にはコピー操作が失敗することがあります。

移行処理はSandbox環境から一方向にのみ実行できる設計となっており、本番からSandboxへの逆方向コピーはサポートされていません。そのため作業前には両環境の構成や認証状況を十分に確認しておく必要があります。

実行手順と環境への反映方法

実際の操作はAccount Engagement Sandboxにログインした状態で管理画面を開き、[ツール] メニューから [Bulk Asset Copy] を選択して開始します。画面上でアセットの種類を指定し移行したいアイテムをチェックで選択したうえで、本番環境をコピー先として選びます。

コピー処理は即時実行されますが、アセットの数や種類によっては反映完了まで数分から十数分かかることがあります。移行完了後は本番環境にログインして各アセットが正しく反映されているか、内容が崩れていないかを手動で確認する必要があります。

Bulk Asset Copyのよくあるエラーと回避策

Bulk Asset Copyを利用する際に発生しやすいエラーには、主に以下のようなパターンがあります。

エラー原因解説
権限不足コピー元または先の環境でユーザーが適切な権限セットを持っていない場合に発生します
認証切れOAuth認証の有効期限が切れていると接続エラーとなり、コピー処理が拒否されます
アセット名の重複本番環境に同名のアセットが存在すると、上書き不可エラーが発生することがあります
非対応コンテンツの混在特殊スクリプトや条件付き表示など、Bulk Asset Copyで正しく処理されない要素が含まれていると、移行に失敗することがあります

エクスポート/インポート機能を用いた代替的アプローチ

CSVベースのデータインポートと注意点

Account Engagement Sandboxでの検証結果を本番環境へ反映する手段として、CSVファイルを活用したデータインポートは現場でも広く利用されています。

特に見込み顧客データの移行においてはSandbox上で作成・分類したテストデータをエクスポートし本番環境に再インポートすることで、属性設定やカスタムフィールドの挙動を実際の環境で再現・確認することが可能です。

一方で、この方法にはいくつかの制約もあります。まずCSVインポートの対象はあくまでもデータであり、移行可能なのはオブジェクトではなく属性値を含んだリードデータに限られます。

さらに誤って既存の見込み顧客に上書きしてしまったり、重複登録が発生するリスクもあるためファイル内容の精査とマッピング設定の事前検証は必須となります。

Account Engagement(旧 Pardot)Sandboxの活用パターンと運用設計

Account Engagement Sandboxは単にフォームやテンプレートの検証を行うだけでなく、企業のマーケティング活動において多様なシナリオで活用できる柔軟な環境です。本章では検証・開発・社内研修といった目的別に、Sandboxの活用パターンとその設計ポイントを紹介します。

検証・開発環境としてのSandbox活用例

Account Engagement Sandboxはリスクなく機能の動作を試すことができるため、新しい施策や技術要素を取り入れる場面で特に有効です。ここでは機能テストやABテストの準備、設定の事前検証など日常的に活用される開発用途について解説します。

トラッキング設定やフォーム動作の事前確認

新たに作成するフォームにリダイレクトURLや完了アクションを設定する際、それらの動作を本番環境に反映させる前に確実に確認しておきたいというニーズは高まっています。

Sandbox環境では本番と同様のフォーム構成を作成し、送信後のリダイレクト動作や通知メールの送信条件が期待通りに機能するかを安全にテストすることができます。

加えてフォームと連携するランディングページやリスト追加処理などの関連アクションについてもSandboxで一連の流れを再現することで、本番公開後のミスを未然に防ぐことが可能です。

スコアリング・オートメーションルールの事前テスト

プロスペクトに対するスコア付与条件やタグ追加・通知送信といったオートメーションルールを設定する場合、その挙動が想定通りに機能するかを事前に確認することは非常に重要です。

Account Engagement Sandboxではスコアリング条件に沿ったテストプロスペクトを作成し、実際のアクションや属性変化に基づいてスコアが加算・変動するかを確認することができます。

また通知先の営業担当者に意図した内容が届くか、Engagement Studioで設定した分岐条件に基づいて適切に配信フローが分岐されるかといった検証もSandbox内で安全に行うことができます。

設定値や結果ログを記録することで、社内レビューにも活用しやすくなります。

社内トレーニング環境としてのSandbox活用例

Account Engagementはマーケティング部門だけでなく、営業部門やIT部門との連携によって成果を最大化するツールです。そのため社内メンバーが操作に慣れるためのトレーニング環境としてSandboxは有効に機能します。

操作体験用のダミーデータ・テスト用プロスペクトの活用

新入社員や非マーケティング部門のメンバーにAccount Engagementを学ばせたいとき、本番データを用いることに抵抗がある場合でもSandboxであれば安心して教育を進められます。

あらかじめテスト用のダミーデータやプロスペクトを用意し、テンプレート編集やフォーム作成、リスト構築などを一通り体験できる環境を整備することで、実務に近い形で学ぶことができます。

特にプロスペクトの属性編集やスコアの手動変更、リスト分割などの基本操作は失敗が許容されるSandboxで繰り返し行うことで、操作に対する不安を取り除く効果があります。

教育用コンテンツとSandboxの連動方法

Sandboxの活用効果をさらに高めるためには、eラーニング教材やマニュアル資料と連動させた運用が有効です。例えば操作手順書を画面キャプチャ付きで配布し、それに従ってSandbox上で操作を実践することで、知識と体験の定着を図ることができます。

また学習状況に応じて課題を出しSandbox内で実装させるような形式を取ることで、受講者がただ操作を覚えるだけでなく、思考力を伴った実践的なスキルを身につけられるようになります。

まとめ

Account Engagement Sandboxは単なる検証環境にとどまらず、設定テスト・アセット構築・社内教育まで多用途に活用できる強力な機能です。

一方で利用にはAdvanced以上のライセンスが必要であり、本番とは異なる挙動や制限事項を正しく理解しておくことが欠かせません。

特にSalesforceとの連携や削除リスク、移行可能な範囲などを把握しておくことで、トラブルの発生を未然に防ぎ安全な検証・開発が実現できます。

本記事で紹介した手順や運用ポイントを参考にAccount Engagement Sandboxを戦略的に取り入れれば、マーケティング施策の精度を高めるだけでなく、社内の運用体制の強化にもつながるはずです。

また、ストラのAccount Engagementの導入支援、定着化・活用支援について、さらに詳しく知りたい方はこちらのページで紹介しています。

Salesforce、Sales Cloud、及びその他はSalesforce, Inc.の商標であり、許可のもとで使用しています

Account Engagementの導入や活用のお困りごとはプロにご相談ください

  • Account EngagementとSalesforceの連携を事前にしっかり確認してから検証したい
  • Account Engagement Sandboxで作ったメールやフォームを本番にうまく反映できず困っている
  • 設定ミスや同期トラブルで本番に影響が出る前に対策を打っておきたい
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執筆者 代表取締役社長 / CEO 杉山元紀

大学卒業後、株式会社TBI JAPANに入社。株式会社Paykeに取締役として出向し訪日旅行者向けモバイルアプリ及び製造小売り向けSaaSプロダクトの立ち上げを行う。
アクセンチュア株式会社では大手メディア・総合人材企業のセールス・マーケティング領域の戦略策定や業務改革、SFA・MAツール等の導入及び活用支援業務に従事。
株式会社Paykeに再入社し約10億円の資金調達を行いビジネスサイドを管掌した後、Strh株式会社を設立し代表取締役に就任。

▼保有資格
Salesforce認定アドミニストレーター
Salesforce認定Marketing Cloudアドミニストレーター
Salesforce認定Marketing Cloud Account Engagementスペシャリスト
Salesforce認定Marketing Cloud Account Engagement コンサルタント
Salesforce認定Sales Cloudコンサルタント
Salesforce認定Data Cloudコンサルタント

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