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顧客を基点に"仕組み"をアップデートし続ける

様々な企業と議論を行うなかで、「新たなマーケティングツール・チャネル・手法」これらをいち早くキャッチアップし現場に適合させることが、企業のマーケティング活動において、またマーケターにとっての価値であるという文脈で語られることがよくあるように思います。それも重要な一要素である一方で、そこに「顧客」という視点が議論から抜け落ちていると考えさせられる場面が数多く見られるようになってきたと感じています。

インターネットの登場から現在に至るまで、テクノロジーの進化とともに消費者や企業の消費・購買行動は変化し続け、また、時代に合わせて様々なマーケティングツール・チャネル・手法が生まれそして消えていきました。そして、昨今の新型コロナウイルスは、私たちの生活スタイルにも新たに大きな変化をもたらし、他者とのコミュニケーションはオンラインに軸足を移しつつあり、web会議システムで代用できることも増え、リモートワークという「新たな働き方」も徐々に浸透し始めています。また、必要なモノの大多数はオンラインで手に入ります。新型コロナウイルスが収束したとしても変化した新たな企業活動、ライフスタイルがそれ以前の状態に戻るとは限らず、むしろ新しい企業活動・ライフスタイルを受け入れていく傾向が強くなるのではないでしょうか。そして当然このような急激な時代の変化に対して、企業もこれまで以上の「変化」が求められていると考えています。

ではその「変化」を求められるなかで企業のマーケティング活動はどうあるべきなのか。
それは流行りのマーケティングツールやチャネル・手法に踊らされるのではなく、いま一度消費者・顧客企業を深く理解すること、そこからすべては始まると考えております。
「そのサービス・プロダクトはお客様のためになっているのか？」「その情報はお客様が求めている情報なのか？」、顧客視点に立ち中長期視点で顧客に寄り添い続ける「姿勢」こそが今の企業には求められています。そして、変化し続ける顧客を深く正しく理解するために、その上で適切なコミュニケーションを行うために、テクノロジーを活用することも重要な要素です。ただし重要なのはテクノロジー起点でマーケティング活動を考えるのではなく、顧客起点でのマーケティング活動にテクノロジーを活用するという思考であると考えています。

私たちはこれまで、この変化の時代に企業のマーケティング活動はどうあるべきなのか、ということをお客様と共に考え、ご支援してきました。
お客様がそうであるように、私たちもお客様に寄り添い、時には共に汗を流しながらお客様のマーケティング活動含めたビジネスの「仕組み」をアップデートし続けることがストラのミッションであり、存在意義だと信じています。